人間は生きるために、心臓の収縮と拡張を繰り返し、全身に血液を送り出しています。
全身に送り出すのですから、強い圧力がかかります。
この圧力が血圧です。
最高血圧は、圧力が一番強い収縮期の血圧です。
最低血圧は、血圧が一番弱まる拡張期の血圧です。
両方か、どちらか1つの圧力が高い場合、高血圧に分類されます。
WHO(世界保健機関)のガイドラインを基にした高血圧治療のガイドラインによると、最大血圧140mmHg以上、最低血圧90mmHg以上という数値が定められています。
これをオーバーすると、高血圧となるわけです。 

高血圧には別の病気が原因の「二次性高血圧」とそれ以外の「本態性高血圧」があります。
日本人で圧倒的に多いのは本態性高血圧です。
生活習慣による乱れや、遺伝が関係しています。
高血圧を放置しておくと、動脈硬化を引き起こし、心臓の血管や脳血管、腎臓に障害を起こし、命にかかわることもあるため、注意しないといけません。 
高血圧治療のためには生活習慣の修正と薬物治療がまず第一です。 

漢方を使うこともできます。
漢方は、高血圧そのものを治すというより、随伴症状を改善させるのに役立ちます。
もともと漢方は、症状に合わせて使われるものです。
冷え性ならこれ、暑がりならこれという感じです。 

高血圧の随伴症状の緩和として使われるのは、体格ががっしりした「実証」の人なら大柴胡湯(だいさいことう)など、ストレスをかかえている人には釣藤散(ちょうとうさん)などがよく使用されます。